和室の魅力とは?和室ならではの良さや部屋づくりのポイントを解説します!

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日本古来の良さを感じられる「和室」は、現在では様々な形で住まいの中に設えられています。
独立した和室の空間だけでなく、畳スペースとして暮らしにより密接に関わる間取りも人気です。
今回の記事では、そんな和室の魅力について解説していきます。
和室を設けたいとお考えの方は、ぜひお役立てください。

□畳や和室の魅力とは?

和室といえば、床いっぱいに敷き詰められた畳が印象的でしょう。
ここでは、そんな畳の魅力を6つ解説します。

1つ目は、浄化作用です。
い草が主な原料である畳表(たたみおもて)には、人体にはあまり良くない二酸化炭素ガスを吸収する作用があります。
この作用により、知らず知らずの間に室内の空気が綺麗になり、健康な環境づくりに貢献しますよ。

2つ目は、吸湿・放湿作用です。
梅雨時や湿気の多い季節では、余分な水分を吸収する作用があります。
その一方で、室内が乾燥しているときには、蓄えた水分を放出して適切な湿度に保つ作用がありますよ。

3つ目は、保温・断熱効果です。
冬場には室内で温められた空気を逃さず、夏場には外気の影響を受けづらく、室内の温度上昇を防ぐ働きが期待できますよ。

4つ目は、鎮静効果です。
い草が持つ特有の香りにより、疲れた体を癒して心を鎮めてくれる働きがあります。
森林浴をしているかのような気分を感じられ、アロマテラピー効果を与えてくれますよ。

5つ目は、吸音効果です。
隣の部屋や真上の部屋がフローリングの場合、よく音が響いてくるでしょう。
しかし、畳には音を吸収する効果があるので、あまり響かない良さがあります。
テレビやステレオなどの電化製品の音に関しても、畳が和らげてくれる可能性があります。

6つ目は、弾力性です。
小さなお子様やお年寄りと一緒に住んでいるご家庭では、万が一転んだ際にも弾力性があるため、怪我を防げる可能性がありますよ。

□畳スペースの活用方法とは?

和室は、古典的に独立して配置されることが多い傾向にあります。
しかし、畳スペースとして考えた場合、LDKの一角であったり、LDKにくっついていたりと、普段の暮らしの場として利用が可能です。
ここでは、畳スペースの5つの活用方法をメリットとともに解説します。

1つ目は、赤ちゃんのお世話スペースです。
赤ちゃんがいるご家庭では、柔らかい畳の上で赤ちゃんを着替えさせたり、オムツの交換を行ったりすることができますよ。
それだけでなく、赤ちゃんや子供のお昼寝スペースとしても活用でき、畳スペースであれば、寝ている様子を見ながら家事や料理ができるでしょう。

2つ目は、家事スペースです。
畳スペースで洗濯物を整理したり畳んだりすれば、足への負担を減らしつつ家事ができます。
アイロンがけや裁縫などの家事を行うスペースとして、リラックスしながら活用できるでしょう。

3つ目は、大人のお昼寝スペースです。
フローリングでそのまま横になり、身体が痛くなったという経験がある方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、畳スペースであれば、畳ならではの柔らかさによって、そのままお昼寝できます。
ソファを設置せずに気軽に横になれるため、快適なスペースとして活用できるでしょう。

4つ目は、キッズスペースです。
リビング内に畳スペースを設ける場合、子供の遊び場として活用できます。
特に小さい子供がいるご家庭では、遊んでいる時でも心配なため、常に監視しておく必要があるでしょう。
子供を見守りやすい環境でありつつ、フローリングよりも傷がつきにくいため、思う存分遊んでもらえるメリットがあります。

□魅力的な和室を作り出すには?

和室や畳の魅力について解説してきました。
続いては、和室をさらに魅力的にしたい方に向けて、和室の魅力を活かすポイントを解説します。

1つ目は、敷物を敷くことです。
畳をそのまま利用するのも、もちろん和室の風情が存分に感じられて良いですが、傷ついたり汚れたりする可能性があります。
そのため、カーペットやラグをうまく活用すれば、畳を傷つきにくくできますよ。

また、敷物の存在によって部屋の雰囲気を変えつつ、い草の持つメリットを享受できる良さがあります。
ずっと敷いたままにしておく場合は、カビが発生する原因にもなるので、特に夏場には注意しましょう。

2つ目は、和の雰囲気で家具を統一することです。
和室には、和の雰囲気を持った家具が、非常に相性が良いです。
例えば、自然素材の家具をうまく用いれば、部屋全体の雰囲気を統一しつつ、和室テイストを強められます。

3つ目は、ロータイプの家具を用いることです。
タタミの部屋では座って過ごすので、自然と目線が低くなります。背の高い家具を置いてしまうと、圧迫感が強くなり狭苦しく感じてしまいます。
そのため、あえてロータイプの家具で統一することで、部屋全体に広々とした印象を与えられるでしょう。

□まとめ

今回は、和室の魅力について解説しました。
身近に畳の存在を感じられることで、心身ともにメリットがあり、普段の暮らしの場としても便利に活用できるでしょう。
できれば1部屋、難しければ部屋の片隅に2帖でも十分です。畳の居場所を考えてみて下さい。

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