手仕事について
HAND-WORK HOUSE(ハンドワークハウス)は私たちの家づくりに対する想いをあらわしています。
ハンドワークとは「手仕事」のこと。
木の家は「木」を扱う大工さん、建具屋さん、「土」を扱う左官さん、瓦屋さん、他にも畳屋さん、板金屋さん、防水屋さん、電気屋さん、設備屋さん、、、多くの職人さんの手でつくられています。
そして職人さんたちがどのような仕事をしてくれたかで家の仕上がりは大きく変わってくるのです。
腕前の良い職人さんのことを「手のよい職人さん」と呼ぶように、よい仕事ができるかどうかはその手仕事にかかっています。
今は、昔から使われている鑿(のみ)や鉋(かんな)鋸(のこぎり)といういわゆる手を使う道具だけでなく、丸ノコやコンプレッサーを用いたくぎ打ち機など多くの電動の機械を使った道具を使っています。しかし、道具は変わっても使う人の技量がその仕事にあらわれるのは変わりません。職人さんによって好い仕事もそうでない仕事もうまれてしまいます。
「手仕事」はただ手を使って作業することではないのです。
「手仕事」とは、
職人さんたちが一つの作業を前に、こうやったらキレイに仕上がるだろうか、ああすれば長持ちするだろうか、と頭を悩ませ、知識と経験をフルに活かして、その場所・その作業の条件の中で、最良の結果を出していく仕事のことなのです。
私たちの考える家づくりは、職人さんたちが誇りに感じられる「手仕事」ができる家づくりです。そのためにひとつひとつの家にしっかりと時間をかけ、こだわりのある手仕事のできる職人さんにお願いします。
時間も手間もかかりますが、そうやって確かな手仕事でつくられた建物には、目に見えない部分までしっかりと考えてつくられた本質的な品質があります。それは数字では表せない隠れた性能なのだと思います。
そして木や土、草、石、、、本物の素材を手仕事によってしつらえていくことで、既製品にはない、ひとのつくったものが与える安心感や、温かみ、そしてゆらぎのような心地よさが生まれます。
私たちが「手仕事」にこだわるのは、
お客様に自信をもって質の高いものを お渡ししたい。
「手仕事」の先にある心地よさ を届けたい。
そして、永くこの家で暮らしてもらいたいという想いからなのです。