三篠の家 Re.

木と土のマンションリノベ
 

木と土のマンションリノベ


4人家族での暮らしから、子どもたちが巣立ち、ご夫婦お二人の生活へ。

3LDKの間取りから、コンパクトだけどゆったりしたワンルームの住まいへとリフォームを行いました。


RC造の建物であっても、木と土をふんだんに使い、職人の手で家具のように住まいをつくることで、温もりのある心地よい住まいを目指しました。


家族構成 / ご夫婦

規模 / RC3階建て / 2階フルリノベーション

施工面積 / 62.65㎡

エリア / 市街地


自然をとりいれる - 光と風を通す

建て込んだ市街地の中でも、プランニングと窓周りの工夫によって自然をとりいれることができる。

ここでは大きな開口のある南北に空間を繋げ、東西に機能を集約したワンルームの構成とすることで、太陽の光が部屋の奥まで届き、風の通り抜ける道をつくっている。
南側の大きな窓のすぐ向こうには隣の家の窓が迫っていた。隣からの視線を遮りつつも、光をしっかりと取り入れるため、窓際には障子を設えた。実際には2つの窓とその間に壁があるが、障子をつなげて壁全面に設えることで、まるで壁全体から光が入るように感じられる。障子がつながっていることで、コンパクトな空間も開放的に、広く感じられる。

 

 

 

障子の上の欄間がワンポイント。山陰の「吉原木工所」さんの欄間格子を使っている。シンプルな障子の見え方に少し変化を与えながら、障子を閉めていても風を通す役割を果たしてくれている。

 

小さな居場所をつくる

シンプルなワンルームの中にも、夫婦の様々な生活を受け入れる小さな居場所を設けている。
リビングにはTVボードのわきに小さなデスクを設えており、書き物をしたり、PCを使ったり、ダイニングテーブルよりも集中して作業することができる場所となっている。

 

テーブルとソファで暮らすようになっても、ちょっと寝転んだりするスペースがほしいもの。ここでは3帖のタタミのスペースを設けている。床から30㎝ほど上げることで、腰掛けるのにちょうどよい高さに。ここでは昼寝をしたり、本を読んだり、障子の奥のベランダから取り込んだ洗濯物を干したりと、様々な日々の暮らしを支えている。30㎝上げた分、3帖のタタミの下前面に収納を仕込んでおり、コンパクトな住まいの貴重な倉庫としても機能している。

奥の扉の中には仏壇も納められている。

 

小さな居場所を少しずつ距離を置きながら配置することで、夫婦がお互いに心地よい距離をとりながら過ごせるように考えている。

 

使いやすさと心地よさ

日常の暮らしをスムーズに行えるようシンプルで使いやすいつくりを心掛けている。
キッチン周りには炊飯器やレンジといった家電を置くカウンターと食器棚を組み合わせて配置している。上部の収納は引き戸とすることで、調理中に開閉しても邪魔にならないようにしている。また住まい手の年齢も考え、収納の高さを低めに抑えるよう調整している。キッチン収納の並びで忘れがちな掃除機の収納場所も設けている。造り付け家具のほとんどは大工さんの手による手仕事でつくられており、コンパクトな空間を少しでも無駄にせず活用できるよう、サイズを微妙に調整している。

 

 

使いやすさとともに、心地よさを演出することを考えている。それはシラス土で塗られた壁や天井の自然な色合いのもつ爽やかさであったり、ポイントで見せている無垢の木材の色合いや木の香りだったり、自然の持つ魅力を家の中でも感じられることから生まれている。生活を彩る小さな場所も折々に設けており、住まい手が自分の手で、ちょっとした季節の花や思い出の一枚を飾ることで、暮らしに彩りが生まれ、心豊かな暮らしにつながると考えている。

 

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