ひろしま住まいづくりコンクール2021 受賞報告
このたび「三篠の家Re.」が「ひろしま住まいづくりコンクール2021」のリフォーム部門において【優秀賞】を受賞いたしました。
「木と土の夫婦で暮らす箱」というタイトルで応募させて頂いたのですが、コンクリート造のワンルームの改装という小規模の改修工事にもかかわらず、
「RC建物に木をふんだんに使った心地よい住まいの提案」
という部分を評価して頂いたことをとても嬉しく思います。
私たちのご提案を快く受け入れて下さったお施主様、現場を支えてくれた大工さん・職人さん方に心より感謝いたします。
「木と土のマンションリノベ」
街中のマンションは、立地・利便性の観点から、また高齢の方の住まいとしても、現代の住まいの大きな選択肢のひとつです。
しかし、経済性の観点からその多くは判で押したようなプランと新建材で包まれた内装となっています。
ここに無垢の床や左官塗の壁、木と土を持ち込むことで、より目にも身体にも優しく心地よい空間をつくることが可能です。
プランにおいても窓や扉は変えられないこと、水回りの移動に制限があるなどの条件はありますが、多くの場合、間仕切りなどは自由に動かすことができますので、家族構成の変化にも十分対応した改修をすることが可能です。部屋全体の構成を変えるフルリノベーションになると、断熱材の施工による温熱環境の向上なども同時に行うことが可能になります。マンションリノベは皆さんが想像されているよりも、いろんな可能性があると思います。
これから「木と土のマンションリノベ」が一般的になり、もっと魅力的なマンション住まいが増えることを楽しみにしています。